75.恐怖の体験談
72.嗚呼、勘違いから75.恐怖の体験談です。
子どもの頃の夏休み田舎では蛍狩り。
夕方になるときれいな光りで満ちていた。
ゆらゆら光る蛍を追って、カゴを片手に坂道を走った。
何人もの子供たちがあっちにこっちにはしゃいでいたのに、
気がつけば1人暗闇の中!
周りは真っ黒に影を落とした大木ばかり・・・
すっかり蛍もみえなくなった。
蒸し暑い風が吹いてざわざわと木の葉が鳴った。
木の陰から月の光りに照らされてキラっと光る鎌が見えた。
恐怖に駆られて、トップスピードで走った。
走っても走っても後ろからの気配がなくならない。
やがて道が分からなくなった。
立ち止まって窺うと不審者の影はなかった。
右や左を見てもあたりは見覚えもない。
木の間から水面が見えた。
そこには雲から半分出た月が映っていた。
光りを受けてちょっとほっとしたその矢先。
水がごーーーっと浮き上がった!
龍のような水柱から真っ赤な口を開けた怪物が出現した。
その顔を見たとたん、凍り付いて動けなくなった。
それは宿題、宿題とうるさい田舎のおじさんだった。
よく見るとその怪物はタオルで鉢巻をしていた。
積みあがった夏休みの宿題に恐怖する小学生の時!
夏の一夜の夢の体験談です。
子どもの頃の夏休み田舎では蛍狩り。
夕方になるときれいな光りで満ちていた。
ゆらゆら光る蛍を追って、カゴを片手に坂道を走った。
何人もの子供たちがあっちにこっちにはしゃいでいたのに、
気がつけば1人暗闇の中!
周りは真っ黒に影を落とした大木ばかり・・・
すっかり蛍もみえなくなった。
蒸し暑い風が吹いてざわざわと木の葉が鳴った。
木の陰から月の光りに照らされてキラっと光る鎌が見えた。
恐怖に駆られて、トップスピードで走った。
走っても走っても後ろからの気配がなくならない。
やがて道が分からなくなった。
立ち止まって窺うと不審者の影はなかった。
右や左を見てもあたりは見覚えもない。
木の間から水面が見えた。
そこには雲から半分出た月が映っていた。
光りを受けてちょっとほっとしたその矢先。
水がごーーーっと浮き上がった!
龍のような水柱から真っ赤な口を開けた怪物が出現した。
その顔を見たとたん、凍り付いて動けなくなった。
それは宿題、宿題とうるさい田舎のおじさんだった。
よく見るとその怪物はタオルで鉢巻をしていた。
積みあがった夏休みの宿題に恐怖する小学生の時!
夏の一夜の夢の体験談です。
by pera10sei | 2006-10-17 15:44 | 他愛もないこと